水虫は足に発生することが多い病気で、様々な種類があります。初期症状に気づきづらいものもあり、症状が進行してから初めて気づく場合もあります。しかし水虫は早期治療が非常に大切な病気なので、少しでも水虫にかかる環境にいたならば予防行動も必要になります。こちらでは水虫の早期治療の重要性、治療方法などについて紹介していきます。
つらいかゆみに悩まされることが多い水虫。
早めの対処で症状を温和しましょう。
辛いかゆみ

水虫の症状と原因

水虫はカビの種類である白癬菌が皮膚の表面上にある角質に寄生して起こる病気です。
白癬菌は角質にあるタンパク質の1つであるケラチンを栄養にしています。角質がある所であれば白癬菌が寄生して繁殖します。
白癬菌はヒトだけでなく動物にも生息しており動物からヒトに感染することがあり、身近なイヌやネコなどから白癬菌が感染することがあります。
また、プールや公衆浴場等の多数の人が出入りする場所でも感染することがあります。
白癬菌が寄生している角質が剥がれ落ちて、落ちた白癬菌が他の人に寄生して繁殖していきます。
白癬菌はカビなので湿度や温度が高い場所を好みます。靴をはいている足は白癬菌にとって好条件の場所です。

水虫は、白癬菌が足に症状が出ると足白癬、股の部分ではといんきんたむし、手は手の水虫、頭はしらくも、体はぜにたむしとそれぞれ出る場所によって呼び名が変わります。
足白癬は更に小水疱型と趾間型、角質増殖型、爪白癬に分かれます。
小水疱型は足の裏等に小さな水疱が集まってでき、水疱の数が増えると痒みが増していきます。趾間型は痒みがあり、足の指と指の間が赤くただれたようになったり、皮膚が剥がれたりします。
角質増殖型が足の裏全体が白くなってガサガサになり、冬にはひび割れたようになりますが、痒みはありません。
爪白癬は爪に白癬菌が繁殖しておこります。爪の色が白や黄色に濁り、分厚くなったり爪がボロボロと崩れたりします。
爪の表面に縦筋が何本も入る事があります。いんきんたむしは小さな発疹の集まりが出来て盛り上がったようになります。
悪化すると水ぶくれとなり痒くなります。手の水虫は小さな発疹が幾つも出来ます。しらくもは髪の毛に白癬菌が寄生して症状がでます。
細かくて白いフケの様なものがでて髪の毛が抜けていきます。ぜにたむしは、体に銭の様な形の赤い輪ができます。気付かずにいると体中に広がっていきます。

水虫は治療薬ですぐに治す

水虫を治療する方法は様々ありますが、どのような部位に発生しようと、症状だろうと言えることは早期治療が必須ということです。
基本的にはラミシール錠のような抗真菌薬を用いた治療を行うことが完治するためには必要になります。
ラミシール錠の効果で真菌の増殖を抑制・殺菌することができるので症状の治療に役立ちます。
多くの真菌感染症が古くから問題となってきたことから、ラミシール錠以外にも抗真菌薬の開発が進んできており、異なるメカニズムによって治療を達成できるものが多数存在しています。

現在使用されている主なものとしてイミダゾール系、トリアゾール系、ポリエン系抗生物質、アリルアミン系、キャンディン系といったものがあります。
イミダゾール系及びトリアゾール系の抗真菌薬はエルゴステロールの生合成を阻害することによって殺菌的に作用するのが特徴です。
イミダゾール系では水虫に効くミコゲルクリームが有名です。
ポリエン系抗生物質はエルゴステロールを直接標的として細胞膜に穴を開けることにより殺菌作用を示します。

一方、アリルアミン系はスクアレンの代謝酵素の阻害によるスクアレンの蓄積を促し、細胞膜のエルゴステロールの含量を低下させて殺菌的に働きます。
そして、キャンディン系は細胞壁のβ-Dグルカン合成を阻害することで真菌を死滅させます。
いずれの場合にも人にはないエルゴステロールやβ-Dグルカンといった部分を標的としていることが特徴であり、それによって強力な作用を示しても人の細胞には影響を与えないことが実現されています。
そのため、どの抗真菌薬も作用が強力になっています。ただし、種類によって抗菌スペクトルが異なることには注意が必要です。
キャンディン系はクリプトコッカス属には効果がなかったり、同じトリアゾール系の抗真菌薬であってもアスペルギルス属に有効なものもあれば有効でないものもあります。
実際に使用する際には種類だけでなく個々の薬の特徴を知ることが必要です。

低温に弱い水虫

夏場に厚くなると水虫にお悩まされる人は多いでしょう。とくにビジネスマンで革靴を履く機会が多い人は、靴の中が蒸れて、つま先に水虫が出来ることがあるでしょう。
乾燥している足に水虫はできませんが、湿気を帯びると、靴の中で密閉されて細菌が繁殖します。
水虫は、カビの一種であり、足の角質に根をはります。カビは高温多湿を好み、お風呂場や押し入れなどに発生します。
水虫の場合、白癬菌というカビ菌が靴の中で繁殖し、角質に深く根をはり、感染します。
白癬菌は、人の剥がれ落ちた皮膚の中でも生息しているため、裸足で床を歩くと家庭内に感染者が居れば菌が付着することで感染します。

また、白癬菌は強力であり、同じ洗濯機で衣類を洗うことで、他の衣類に移ることもあります。高温多湿にて発生する水虫も乾燥や低温には弱いです。
ご家庭で簡単に解消する方法として足を良く洗い、その後、氷水などに1分間足を付け、お湯に1分と交互にこれを5回ほど行います。
その後、水分をしっかりと拭き取り、お酢にしょうがを擂りこんだ液を患部に付けてさらに拭き取ります。
お酢やしょうがは抗菌効果があり、白癬菌を死滅させる効果があります。その後は足をしっかりと乾燥させましょう。
水虫は再発性が高いため、日頃の予防が必要です。靴は通気性の良いものを選び、靴下は上物やタオルなどと一緒に洗わないこと、靴を脱いだ後は靴下を脱ぎ、入念に足を洗いましょう。
また、浴室マットもこまめに選択し、床や畳の清掃もこまめに行うと良いです。
靴下も吸湿性の高い素材を選び、他の指に感染を防ぐために5本指ソックスなどを履くことも良いでしょう。帰宅後はなるべく素足で過ごすことが良いでしょう。